不安の取り扱いについて
みなさんこんにちは、ビリケンくんです。
今日は変化に伴う不安の話です。
僕たちは、何らか変化をすると、なんだかよく分からないけれど、不安になります。
たとえば、「私の夢は、豪邸に住んで、毎日好きなだけ豪遊して、お姉ちゃんをはべらせて(←下世話だ!)、お金もしこたまあって、そういう毎日を過ごしたい!」という人がいたとします。
そこに魔法使いがやってきて、「はい!はい!願いを叶えましょう!」と言って、一瞬でそういう状態になってしまったとしたら・・・、望んでた状態だとしても、確実にそわそわして、不安になり始めます。
「・・・なんで突然こんな風になったんだ!?」
「こんな状態が長続きするはずがない」
「ははん、そもそもこれは何かのワナかもしれない!?」
「そうだ、きっとワナに違いない!」
「どうすればいいんだろう???!!!」
「おかーちゃーん!」
という感じです。そうして、不安になって、なんだかバタバタしているうちに、その不安が増幅されて、不安が不安を呼び、イメージしたものが現実になるという、前回記事にした引き寄せの法則にしたがって、結果としてより不安な状況を引き寄せる。
そんな奴おれへんやろ〜(By大木こだま・ひびき)
と思うかもしれませんが、現実に宝くじで大金をいきなり手に入れた人は、必ずしも幸せな人生を歩んでいない人がたくさんおられます。
「宝くじの高額当選者の内、70%の人が5年後にすべてを失う」という研究もあるそうです。
良い方向にせよ、悪い方向にせよ、人というのは、変化を嫌うのだと思います。とにかく変化がきらい。
なぜなら、今がどんなに嫌な状況であれ、抜け出したい状況であれ、とにかくこれまでその状態で生きてきたので、潜在的に「今のままの方が安全」と思っているようです。
だから、突然変化すると、どんなに望んでいる状態が訪れても
「え!え!?大丈夫なの?本当に大丈夫なの?!」
「おかーちゃーん!」
となってしまいます。
ここで、大切なのは2つだと思います。
ひとつは、最初の変化は小さく、でも確実に起こす。
僕の師は、様々なビジネスに精通していますが、やはりいきなり大成功するようなものは教えません。
小さくコツコツと確実に進んでいくビジネスです。
「コツコツは勝つコツ」なのだそうです。コツコツと小さな変化を積み上げると、知らない間にとんでもないところにたどり着いている。
イチロー選手の名言にも「ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」というのがあります。
これは、千里の道も一歩からという意味と、もう一つは、一歩一歩積み上げないと、いきなりゴールにたどり着こうとすると、つぶれますよという意味も含んでいるのかも知れません。
小さく始めるけれど、その一歩は確実な前進。これを続けると、進んでる感があるから、どんどん幸せになっていく。
もうね、できることしか人間できませんからね。「できないこと」が「できる」と言っている人がいたら、その人はちょっと、ややこしい人ですね(笑)
そして、もうひとつは、不安になったら、不安な気持ちと真剣に向き合うということだと思います。
不安な気持ちなんて、毎日、四六時中発生します。そうでないと困るからですね。身の安全を守るために不安な気持ちは起こります。
その時に、その不安に振り回されるのではなくて、「この不安は何から来るんだろう?」と不安に付き合ってあげることが大切なのだと思います。
そうすると、その不安は意味のある不安なのか、意味なく単に変化を恐れるだけの不安なのかがわかってくる。
その時には、「はいはい、今までの自分を守ってくれてありがとう、でももう、この不安は出てこなくても大丈夫ですよ」と思ってあげればよい。
そうなるためには、やっぱり不安を感じきることが大事だと思います。
安心と油断は違うと思うのです。
安心というのは、上に書いたように、不安を感じきって、不安を自分の中できちんと意味づけて、自分から能動的に得ていくこと
油断というのは、不安が起こったとしても「まあ、大丈夫だろう」と思って、そのまま放置している受動的な状態。
後者は確実にどこかで破たんをきたすと思います。
なので、能動的に「安心」を実現していく。そのためには、やはりコツコツやることが大事なのかもしれません。
コツコツというと、なんだかとっても、毎日苦しいことを続けるイメージがあるかも知れませんが、楽しいコツコツならば、毎日その一瞬一瞬が幸せをかみしめて歩むことになります。
みんなで楽しいコツコツを重ねて行きませんか?
今日も読んでいただき、ありがとうございます。